ミズーラ モンタナ州
ロッキー山脈北部の大自然と大胆な文化
本格的アウトドアへの玄関口
大きなアドベンチャーにトライするために遠出する必要なんてありません。ミズーラからごく近い、ラトルスネークウィルダネス(Rattlesnake Wilderness)、パティーキャニオン(Pattee Canyon)、ブルーマウンテン(Blue Mountain)に行けば、数キロメートルのトレイルがあり、ハイキング、マウンテンバイク、ノルディックスキー、乗馬を手軽に楽しめます。アドベンチャーをちょっとかじってみるなら、センティネル山(Mount Sentinel)の「M」までハイキング、ミズーラを流れるクラークフォーク川(Clark Fork River)でチューブに乗って川遊びはいかがでしょう。冬には、モンタナスノーボウル(Montana Snowbowl)があらゆるレベルのスキーヤーを待っています。アフタースキーの食べる楽しみもぜひ。薪で焼いたピザや地元で人気のカクテル、ブラッディマリーがおすすめです。夏には、リフトに乗って山に登れば、ジップラインやマウンテンバイクを楽しめます。野生動物の姿を見逃さないようにしましょう。道中にハックルベリーが茂っている場所もあるかもしれません。
モンタナ州のアートと文化
ミズーラの文化的ルーツは深く、中心部にあるモンタナ大学に支えられています。ミズーラは、ローカルフードやクラフトドリンク、独立系の書店、ブティック、アートギャラリーで知られています。コンサート、フェスティバル、劇場公演がめじろ押しなことでも有名です。ダウンタウンを散策すると、地元焙煎のコーヒーやカラスパーク(Caras Park)でのコミュニティイベントに出くわします。手作り品や地元農産物なら、土曜日のファーマーズマーケットへ行ってみましょう。ミズーラ美術館(Missoula Art Museum)やモンタナ・ミュージアム・オブ・アート & カルチャー(Montana Museum of Art & Culture)などの施設では、近隣先住民アーティストによる作品多数を含め、数世紀にわたるコレクションが展示されています。ライブパフォーマンスも、年中どの会場も埋まっているほど、バレエからブルーグラスコンサートまでジャンルを問わず盛んです。
川が流れるところ
おそらく何よりも 1992 年の映画『リバー・ランズ・スルー・イット』の舞台として有名なミズーラは、伝説的な釣り場に簡単に行けるフライフィッシングの天国です。珍重されるマスを釣り上げたいなら、地元ガイドの案内でブラックフット川(Blackfoot River)、ビタールート川(Bitterroot River)、クラークフォーク川、ロッククリーク(Rock Creek)に行きましょう。基本を学ぶ初心者でも熟練した釣り人でも、ミズーラの川に魅了されるはずです。近くの湖でもボートや湖岸から釣りを楽しめます。シーリー(Seeley)、サーモン(Salmon)、プラシッド(Placid)、モンタナ州最大の淡水湖であるフラットヘッド(Flathead)などの湖があります。
歴史をたどる散策
フォートミズーラ(Fort Missoula)には過去が生きています。かつてここは、アメリカ軍とネズパース族の 1877 年の紛争中に建設された前哨基地でした。現在は、ブルーマウンテンの麓にある約 13 ヘクタールの敷地に 20 以上の建造物が保存され、見学できるようになっています。まず、1890 年代にミズーラからミズーリ州セントルイスまで自転車で走破した黒人ばかりの部隊、第 25 歩兵部隊自転車隊について学びましょう。次に、第二次世界大戦中に収容所として使われたフォートミズーラの歴史を紹介する展示も見てください。近くにロッキー山脈軍事史博物館(Rocky Mountain Museum of Military History)があり、西部開拓時代から今日までの歴史や遺物が展示されています。あまり知られていないミズーラの過去をのぞくには、この地の歴史を形成したトンネル、もぐり酒場、裏通りを巡り歩くウォーキングツアー「アンシーンミズーラ(Unseen Missoula)」に参加してみましょう。
おもしろ情報

作家ノーマン・マクリーンは、ミズーラで育った体験を下敷きに小説『マクリーンの川(A River Runs Through It and Other Stories)』を執筆し、この小説は後にブラッド・ピット主演で映画化されました。

現在ミズーラの街がある谷の一帯は、約 14,000 年前は氷河湖ミズーラ湖の水に覆われていました。

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