オックスナード カリフォルニア州

海のオアシス

オックスナードでのアクティビティの大半は、自然のままの海岸線に集中しています。沖合にあるチャネル諸島国立公園（Channel Islands National Park）は、5 つの島にわたって多種多様な生態系と野生動物が見られることから「北米のガラパゴス」と呼ばれています。また、公園内には世界有数の広さと深さを誇る海食洞もあります。島にはアシカ、アザラシ、カワウソ、クジラはもちろん、キツネやヘビなどの陸生動物をはじめとするさまざまな動物が生息しています。アイランドパッカーズ（Island Packers）をはじめとするフェリーとボートの運航会社数社が、オックスナードのチャネルアイランズ港（Channel Islands Harbor）から公園までのツアーとホエールウォッチングを提供しています。アウトドアを肌で感じたい時は、チャネル・アイランド・カヤック・センター（Channel Islands Kayak Center）が、水上を進んで野生生物の世界に出かけるお手伝いをしてくれます。湾の入り口付近にある長さ約 1.6 キロメートルのシルバー・ストランド・ステート・ビーチ（Silver Strand State Beach）は、中級から熟練者向けのセクションがあるサーファーのパラダイスです。

湾岸でのアクティビティ

太平洋や国立公園探索の出発地点であるチャネルアイランズ港は、オックスナードのアクティビティの中心でもあります。マリーン・エンポリアム・ランディング（Marine Emporium Landing）には、ピザ、シーフード、ブラジル料理、カリフォルニア料理などさまざまなレストランや豊富なショッピング施設が集まっています。海岸線には公園とピクニックエリアが並んでいますが、刺激が欲しい時は、ジェットスキーやパラセーリングを楽しむこともできます。

リッチな有名人たちのライフスタイル

オックスナードはハリウッドに近いことから、「海のそばのハリウッド」と呼ばれてきました。グレタ・ガルボ、クラーク・ゲーブル、ルドルフ・ヴァレンティノなどの伝説的な人物がここに別荘を持ち、『バック・トゥ・ザ・フューチャー（Back to the Future）』や『キャプテン・マーベル（Captain Marvel）』のロケがこの町で行われました。ニルヴァーナのデイヴ・グロールやフー・ファイターズといった有名ミュージシャンや名高いヒップホップアーティストのマッドリブは、オックスナードに住んでいたことがあります。オックスナードブルバード（Oxnard Boulevard）にあるレコーディングスタジオのテアトロ（Teatro）では、ボブ・ディランやニール・ヤングなどのロックの帝王がレコーディングしています。オックスナードは、ナショナル・フットボール・リーグ（National Football League）のダラス・カウボーイズ（Dallas Cowboys）がトレーニングキャンプを行う土地でもあります。毎年 7 月になるとシーズン前の夏の練習をしにチームが町にやってきます。練習は一般公開されています。

魅力的な自動車たち

海と砂からひととき離れて、2 つのユニークな自動車博物館を巡ってみませんか。自動車ファンなら、マリン自動車博物館（Mullin Automotive Museum）と館内に展示されている歴史あるフランスの車のコレクションにワクワクするはず。実業家で慈善家のピーター・マリンは、ブガッティ（Bugatti）、ドラージュ（Delage）、ドライエ（Delahaye）、イスパノスイザ（Hispano Suiza）、タルボラーゴ（Talbot-Lago）、ヴォワザン（Voisin）の車や、ポーグランプリ（Grand Prix de Pau）とルマン（Le Mans）で優勝したフランスのレースカーといった名車の数々を収集しました。一方、マーフィー自動車博物館（Murphy Auto Museum）では、1910 年のデューロ（Duro）から 1975 年のジャガー XJ6 CLまで、数多くのクラシックカーを所蔵しています。しかし、この博物館の本当の目玉は、アメリカ西部最大級のヴィンテージトレイラーのコレクションです。これらのトレイラーは、毎年 6 月に開催されるヴィンテージ・トレイラー・ショー（Vintage Trailer Show）の呼び物となっています。