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大きな虹の旗を持ってアトランタ・プライド・パレードの幕開けを盛り上げる参加者たち
Peter DeMoore
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  • 州:
    ニューヨーク州
    カリフォルニア州
    フロリダ州
    ペンシルベニア州
    イリノイ州
    テキサス州
    コロラド州
    プエルトリコ
    ジョージア州
    ミシガン州
    ワシントン州
    ルイジアナ州
    ネバダ州
    ハワイ

アメリカ国内の LGBTQ+ フレンドリーなイベントや場所を発見しましょう。

米国のすべての州と地域にある LGBTQ+ のコミュニティでは、LGBTQ+ の歴史を尊重し、自分らしくいられることを祝福する団体やイベントと同じくらい活気と多様性に満ちています。さまざまな愛とすべての人を歓迎するアトラクションやフェスティバル、トレンドのほんの一例をご紹介します。

おすすめスポット

アメリカ中の多くの街に LGBT フレンドリーなエリアは存在します。とりわけ人口が多い街では探検のしがいがあります。カリフォルニア州サンフランシスコのカストロ地区には、レインボーフラッグを掲げたショップ、書店、バー、レストランが軒を連ねています。ストリートアート、タコス専門店、コーヒーショップをお探しなら、東にある親しみやすいミッション地区(Mission District)へ向かいましょう。イリノイ州シカゴには 2 つの LGBT エリアがあります。パーティー好きの男性が集まるゲイフレンドリーなイーストレイクビュー(East Lakeview)のボーイズタウンと、控えめな雰囲気のアンダーソンビル(Andersonville)のガールズタウンです。ボーイズタウンのノースハルステッド(North Halsted)を散策してレガシーウォーク(Legacy Walk)を体験しましょう。この通りの両側には、LGBTQ+ の歴史への貢献を称えたブロンズの盾を掲げる 40 本の虹色の鉄塔が点在しています。

現代の LGBTQ+ 運動のルーツを探りながら、歴史、文化、健全なナイトライフを楽しみましょう。2016 年、ニューヨーク州ニューヨーク市では、グリニッジビレッジ(Greenwich Village)にあるストーンウォールインが、ストーンウォール国定公園(Stonewall National Monument)として、アメリカの歴史上初となる LGBTQ+ のランドマークに指定されました。そのすぐ北には、ブラウンストーンの建物が集まるチェルシーやヘルズキッチンといった地区がありますが、どちらもゲイが集まる地区だったものがアーティスティックなエリアに変貌を遂げたものです。2024 年には、ヘルズキッチン(Hell’s Kitchen)のすぐ北にアメリカン LGBTQ+ ミュージアム(American LGBTQ+ Museum)が オープンし、この多様なコミュニティが体験した激動の歴史を保存し、祝福することを目的とした展示やプログラムが楽しめるようになる予定です。

1970 年代以降、テキサス州ヒューストンのダウンタウンのすぐ西にあるモントローズ(Montrose)地区は、市内の LGBTQ+ 文化の中心地とされてきました。ここには、趣のあるビストロやブティック・アート・ギャラリーから、スカイラインの眺めが楽しめる世界有数の博物館や公園まで、あらゆるものが揃っています。コロラド州デンバーのキャピトルヒル(Capitol Hill)地区に軒を連ねる、LGBTQ+ が経営するさまざまなレストランやショップは、毎年開催されるプライドフェストパレードの背景としての役割も担っています。毎年 6 月にデュポンサークル(Dupont Circle)地区で開催されるワシントン D.C のプライドフェスティバルでは、虹の旗や LGBTQ+ フレンドリーな商店が並ぶ通りをパレードが進みます。

イリノイ州シカゴでの休暇中、ミレニアムパークで観光を楽しむカップル

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おすすめのアクティビティ

ニューヨーク市のレスリーローマン・ミュージアム・オブ・ゲイ・アンド・レズビアン・アート(Leslie-Lohman Museum of Gay and Lesbian Art)や、カリフォルニア州ロサンゼルスのワンナショナルゲイ&レズビアン資料室(ONE National Gay and Lesbian Archives)では、アメリカの LGBTQ+ のアートやカルチャーの伝統について理解を深めることができます。ハーヴェイ・ミルクはアメリカで初めてゲイであることを公言して立候補し、カリフォルニア州の選挙で公職についた人物です。彼が遺したものはサンフランシスコの旧居に息づいており、現在その建物はヒューマン・ライツ・キャンペーン・アクション・センター・アンド・ストア(Human Rights Campaign Action Center and Store)になっています。

シカゴのウィメン&チルドレン・ファースト(Women & Children First)やペンシルベニア州フィラデルフィアのジョバンニズルーム(Giovanni’s Room)といった個人経営の書店には、LGBTQ+ 関連の文学作品が豊富に揃っています。州の反対側のピッツバーグには、一人のアーティストを扱った美術館としては最大規模を誇るアンディ・ウォーホル美術館(Andy Warhol Museum)があり、ゲイの象徴的人物による数千もの作品が展示されています。サンフランシスコにあるツイン・ピークス・タバン(Twin Peaks Tavern)や、女性の格好をしたパフォーマーであるドラァグクイーンが集まるシカゴ(Chicago)のキット・カット・ラウンジ&サパー・クラブ(Kit Kat Lounge & Supper Club)、ニューヨーク市にあるカジュアルな地元のパブキュビーホール(Cubbyhole)などの有名なバーではドリンクをどうぞ。サンフランシスコにあるアールデコ建築の劇場カストロシアター(Castro Theatre)は、年代物のパイプオルガンの演奏に合わせた歌を楽しめる場所として有名です。夜はここでコンサートを楽しみましょう。一晩中ダンスを楽しみたいなら、ワシントン州シアトルにあるクィア向けナイトクラブ、クレムヴェルク(Kremwerk)へ向かいましょう。ここには、毎晩行われる DJ のパフォーマンス、スタンドアップコメディー、バーレスクショーなどが楽しめる独立したスペースがあります。

テキサス州ヒューストンのレストランで、おいしいワインと食事を満喫

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おすすめの時期

アメリカのほぼすべての都市で、その土地ならではのプライドフェスティバルが開催されます。フェスティバルでは、色鮮やかなレインボーパレード、ストリートフェスティバル、音楽のパフォーマンス、無数のダンスパーティーが行われるのが一般的です。ニューヨーク市、サンフランシスコ、デトロイト、シカゴをはじめとする多くの都市で、6 月下旬にプライドフェスティバルが開催されます。プエルトリコ・ゲイ・プライド・フェスティバルは、毎年夏に首都サンフアンで開催され、それとほぼ同時期に、フロリダ州の LGBTQ+ フレンドリーな島で、キー・ウェスト・プライドが開催されます。ジョージア州アトランタでは、毎年 10 月のナショナル・カミングアウト・デーに最も近い週末に、プライドフェスティバルを開催しています。

年間を通してさらに多くのフェルティバルが開催されています。たとえば、サンフランシスコでは 9 月に革に身を包んだ人々が集まるフォルソム・ストリート・フェア(Folsom Street Fair)が開催され、ニューヨーク市では毎年 8 月に世界最大のクィア向けコミックコンベンションがあります。ゲイ・マルディ・グラの愛称でも知られるサウザンデカダンスでは、本物のマルディ・グラのスタイルでコミュニティを祝います。8 月または 9 月に、ルイジアナ州ニューオーリンズの各地で 6 日間にわたって開催され、カラフルな山車、パレード、パーティーで盛り上がります。カウボーイハットとブーツを身にまとって、インターナショナル・ゲイ・ロデオ(International Gay Rodeo)を満喫してみてはいかがですか。このイベントは、毎年 2 月から 8 月まで、数多くの西部の州で開催されています。1 月にはネバダ州ラスベガスで最大の LGBTQ+ スポーツイベントであるシン・シティ・クラシック(Sin City Classic)が毎年開催され、コロラド州の美しい山あいの町ではアスペン・ゲイ・スキー・ウィーク(Aspen Gay Ski Week)が開催されます。毎年 10 月にハワイの首都で開催されるホノルル・レインボー・フィルム・フェスティバル(Honolulu Rainbow Film Festival)では、目で見るストーリーテリングを通じてコミュニティを支援しています。

コロラド州で開催されるアスペン・ゲイ・スキー・ウィークで、山を下るレインボー・プライド・フラッグ

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