ビールストリート(Beale Street)では毎晩がパーティーです。テネシー州メンフィスのダウンタウンにあるこの陽気な通りでは、お祭り騒ぎや生演奏が繰り広げられます。ブルースのレジェンド、B.B.キングに敬意を表するために、今は亡きスターが最初に開いた B.B.キングズ・ブルース・クラブ(B.B. King’s Blues Club)に向かいましょう。W.C.ハンディの生家と博物館(W.C. Handy Home and Museum)を訪れると、「ブルースの父」について学べます。ハンディパーク(Handy Park)では野外コンサートを体験できます。エンターテインメント地区の徒歩圏内にはホテルが 10 軒あります。いずれかのホテルの部屋を予約することをおすすめします。国立公民権運動博物館(National Civil Rights Museum)を見学して、滞在を締めくくりましょう。
博物館は静かだなんて、誰が言ったのでしょうか。それが当てはまらないのが、国立ブルース博物館(National Blues Museum)です。ミズーリ州セントルイスにあるこの博物館のリュミエール・プレイス・レジェンズ・ルーム(Lumiere Place Legends Room)は、金曜日と日曜日に音楽で満たされます。いつ訪れても、お宝いっぱいの展示を見学し、地域によってスタイルが異なるブルース音楽を試聴できます。マディ・ウォーターズ、ハウリン・ウルフ、メンフィス・ミニー、スティーヴィー・レイ・ヴォーンをはじめとする大勢の有名ミュージシャンについての講義を聴くこともできます。珍しい写真を見て、映画を鑑賞し、ブルースがどのようにアメリカの他のジャンルの音楽の基礎となっているかを知りましょう。外に出て、ゲートウェイアーチ(Gateway Arch)を訪れてから、セントルイススタイルのバーベキューを楽しみましょう。
ミシシッピ・ブルース・トレイル(Mississippi Blues Trail)をたどりながら、ブルースを生んだ土地で史跡や博物館、モニュメントをたくさん訪れてみませんか。まず、ミシシッピ州クラークスデールに行きましょう。ここは、有名なロバート・ジョンソンがハイウェイ 61 号線と 49 号線が交差する「クロスロード(Crossroads)」に立ち、ギターの演奏技能と引き換えに悪魔に魂を売ったという伝説の由来の場所です。標識を見つけたら、デルタブルース博物館(Delta Blues Museum)に移動してジョンソンをはじめとするアーティストについて学びましょう。展示を見て回ったり、講義に出席したりできます。映画祭または音楽祭に合わせて訪問するとよいでしょう。レッズ・ブルース・クラブ(Red’s Blues Club)にも立ち寄りましょう。本物のビールと生演奏が楽しめます。
サウスカロライナ州チャールストンでは、南部のコンフォートフードと本物のブルース音楽を組み合わせた納得のいく店を探し出してください。3 つの店舗を持つホームチーム BBQ(Home Team BBQ)は、「ここのブルースだけが音楽だ」と宣言する幸せな場所だと自称しています。屋外のポーチにしばらく座って、田舎のホンキートンクの雰囲気を味わいましょう。才能ある巡業中のミュージシャンと地元のミュージシャンがステージに上がって、聴衆を楽しませます。ここにもう少し残ってみてはいかがでしょうか。歴史地区の石畳の通りを散歩しながら、この海辺の街が持つ南部の魅力に浸ることができます。